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「一番買ってた時の、10分の1近いレートにしてる」——お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の吉田敬(53)が語った競艇(ボートレース)の楽しみ方が、いま静かに刺さっている。8月12日深夜放送の読売テレビ「吉田と粗品と」で、吉田は自身の舟券への向き合い方を明かした。長年負け続けたからこそたどり着いた「レートを下げる」という選択。これが、ギャンブルで消耗しがちな多くのファンにとって、意外なほど本質的な話なのだ。
「レートを下げて、こんなん刺激あるかな?と思ったけど、結構面白いのよ」。吉田はそう言った。あなたは、賭け金を10分の1にして、それでも競艇を楽しめる自信があるだろうか? この記事では、吉田の発言を手がかりに、なぜ少額でも競艇は面白いのか、そして「舟券のプロになる」という言葉の裏にある、予想が上達する競艇の構造を掘り下げていく。
ブラマヨ吉田が語った「レートを10分の1に下げる」競艇論
まず、番組で吉田が語った内容を整理しておこう。ギャンブルの話題になり、番組ロケでカジノを経験したことはあるものの、「勝ちの根拠がない」ためカジノには興味がないと吉田。一方で好きな競艇では長年負け続けており、「一撃を狙って韓国に行こうかなともよぎったけど、そうじゃなくて」と切り出したうえで、こう宣言した。
「舟券のプロになろうと思ってる」。
そのために何をしているか。ここが肝心だ。
| 吉田が語ったポイント | 発言の要点 |
|---|---|
| レート | 「一番買ってた時の10分の1近いレートにしてる」 |
| 目的 | 「年間を通してプラスになる分析力、買い方を身につける」 |
| 順序 | 「それができた時にレートを上げたらいい」 |
| 手応え | 「予想が当たることが俺はやっぱり好きやから」 |
共演した「霜降り明星」粗品は、鋭いところを突いた。「勝った時に、いつものレートやったら10倍金をもらえてたのに、とかならんすか?」。誰もが一度は思う疑問だ。これに吉田は即答している。「ならんな。それは継続性がないから。継続性がないと、あんまり達成感がない」。
ここがポイント:吉田の主張は「大きく賭けて一撃を狙う」のではなく、「小さく賭けて年間プラスの再現性(=継続性)をつくる」ことに達成感を置いている点にあります。これは競艇と長く付き合ううえで、極めて理にかなった発想です。
なぜレートを下げると競艇はもっと面白くなるのか
「賭け金を下げたら刺激が減るのでは」——多くの人がそう考える。吉田自身も「こんなん刺激あるかな?」と半信半疑だったと語っている。ところが実際にやってみると「結構面白いのよ」。この逆転が、なぜ起きるのか。
答えはシンプルだ。競艇の面白さの中心は「賭け金の大きさ」ではなく「予想が当たること」にあるからだ。吉田も「予想が当たることが俺はやっぱり好きやから」とはっきり言っている。1点100円で当てても、1点1000円で当てても、「読みが当たった」という快感の質は変わらない。むしろ賭け金が小さいほうが、冷静に予想そのものを楽しめる。
これは行動経済学的にも筋が通っている。大金を賭けると、人は「当てる喜び」より「外す恐怖」に支配される。1レースで生活費が飛ぶような勝負をしていると、展示航走をじっくり見る余裕も、外した理由を落ち着いて振り返る余裕も消える。頭に血がのぼり、次のレースで取り返そうと熱くなる——競艇で負ける人の典型的なパターンだ。レートを下げるというのは、この悪循環から降りるということでもある。
ここに注意:「取り返したい」で賭け金を上げていく買い方は、競艇で最も資金を溶かしやすい行動です。1レースの負けを次の1レースで取り返そうとすると、冷静な予想ができなくなり、さらに負けが込みます。吉田の「レートを下げる」はこの罠を断ち切る発想です。
もうひとつ。少額なら「試せる回数」が増える。1万円の資金があるとして、1点1000円で買えば10点ぶんしか勝負できないが、1点100円なら100点ぶん試せる。荒れ筋を狙ってみたり、堅い決着に絞ってみたり——いろんな買い方を実験できる。レートを下げることは、予想の練習量を10倍に増やすことでもあるのだ。
「継続性がないと達成感がない」──吉田の言葉が的を射ている理由
粗品の「10倍もらえたのに、とはならないか」という問いへの、吉田の返答をもう一度見てほしい。「それは継続性がないから。継続性がないと、あんまり達成感がない」。
この一言に、勝てるギャンブラーと溶かすギャンブラーの分かれ道が凝縮されている。
一撃の大勝ちは、確かに気持ちいい。だが再現できなければ、それは「たまたま」でしかない。今日10万円勝っても、明日15万円負ければ意味がない。吉田が求めているのは、その場限りの興奮ではなく、「来年も再来年もプラスで終われる自分」という再現性だ。だからこそ「舟券のプロになろうと思ってる」という言葉が出てくる。プロとは、まぐれで一発当てる人ではなく、年間を通じて収支を管理できる人のことだ。
ここで、吉田が語った上達の順序を整理してみよう。
- まずレートを下げる(負けても致命傷にならない額にする)
- その状態で「年間プラスになる分析力・買い方」を身につける
- 再現性が確認できてから、はじめてレートを上げる
これは投資の世界で言う「まず小さく検証し、勝ちパターンが確立してから資金を投入する」という考え方と、まったく同じ構造だ。逆にやってはいけないのが、次のような順序である。
- いきなり大きく賭けて、一撃で取り返そうとする
- 勝ちパターンが定まらないうちから資金を増やす
- 負けを取り返すためにレートを上げる
多くの人が競艇で溶かすのは、才能がないからではない。順序を間違えているからだ。吉田の「まず下げる」は、その順序を正すための、きわめて実践的な一手なのである。
少額でも予想が上達する、競艇という競技の構造
ここで、なぜ「舟券のプロ」を目指すなら競艇が向いているのかを説明しておきたい。カギは競艇の持つ2つの構造にある。
ひとつは、母数の小ささだ。競艇は6艇立て。3連単の全組み合わせは「6×5×4=120通り」しかない。18頭立てで4896通りにもなる競馬の3連単と比べると、予想の見通しが格段に立てやすい。120通りしかないからこそ、荒れ筋を数点に絞って張るという芸当ができる。少額で高配当を狙える余地があるのも、この母数の小ささゆえだ。
もうひとつは、打席数の多さである。全国24場のどこかで、朝から夜まで(ナイター場を含めれば)レースは続く。1日に何十レースもある。予想を組んで、結果を見て、外した理由を検証し、次に活かす——このサイクルを短時間で何度も回せる。吉田が言う「分析力・買い方を身につける」ためには、この反復が欠かせない。
| 上達に効く要素 | 競艇の特徴 |
|---|---|
| 予想の見通し | 3連単は120通り(絞り込みやすい) |
| 練習量 | 全国24場・1日数十レースで打席が多い |
| 判断材料 | 展示航走で本番前の動きを目視できる |
| 少額適性 | 1点100円から。低レートでも成立する |
とくに競艇ならではの武器が、本番前に選手が実際に水面を走る「展示航走」だ。1号艇の行き足が鈍い、外の艇の回り足がいい——そうしたサインを自分の目で確かめてから舟券を買える。パドックの気配で判断する競馬より、はるかに具体的で、初心者でも根拠を持って予想できる。詳しくは展示航走の見方にまとめている。低レートで何度も展示を見て、予想を検証する——これこそ吉田の言う「分析力を身につける」の中身だろう。
レートを下げて「年間プラス」を目指す実践ステップ
では、吉田の考え方を自分の競艇に取り入れるには、具体的にどうすればいいのか。初心者でも今日から実践できる形に落とし込んでみよう。
① 1日・1レースの上限を先に決める
レートを下げる第一歩は、金額のルールを先に決めることだ。「1レース○円まで」「1日○円まで」と上限を紙かスマホのメモに書く。吉田流に「今の10分の1」でもいいし、初心者なら「1日3000円、1レース最大500円」くらいから始めると無理がない。上限を決めた瞬間に、熱くなって溶かす事故はほぼ防げる。
② 買うレースを絞る
全レースに手を出す必要はない。むしろ「これは読める」と思えるレースだけに絞ったほうが、収支は安定する。イン有利の堅い水面(大村・徳山など)で本命を取りにいくのか、荒れ水面(戸田・江戸川など)で高配当を狙うのか——狙いを一つに定めてから買う。予想の基本は競艇の予想のコツで詳しく解説している。
③ 収支を記録する
「年間プラス」を目指すなら、記録は必須だ。日付・レース・買い目・投資額・払戻額をメモに残す。テレボートなどネット投票なら履歴が自動で残るので、それを見返すだけでもいい。記録がないと、勝ちパターンも負けパターンも見えてこない。吉田が言う「分析力」は、この地道な振り返りからしか育たない。
④ 当たったレートで一喜一憂しない
粗品が指摘した「10倍もらえたのに」という発想を、意識的に手放すことだ。大事なのは1回の配当額ではなく、年間トータルの収支と、再現できる読みの精度。吉田の「継続性がないと達成感がない」を、自分の合言葉にするといい。
まず基礎から、という人へ:舟券の種類や買い方がまだあやふやなら、[ボートレース初心者向け完全ガイド](/media/kyotei-beginner)と[競艇の舟券7種類](/media/kyotei-7-ticket-types)から読むのがおすすめです。まずは当てやすい2連単や複勝系から、低レートで練習を始めましょう。
「韓国のカジノ」より競艇──勝ちの根拠がある遊び方
吉田が印象的だったのは、カジノを「勝ちの根拠がない」と切り捨てた点だ。番組ロケで経験はしたものの、興味はないという。「一撃を狙って韓国に行こうかなともよぎったけど、そうじゃなくて」——この「そうじゃなくて」に、地に足のついた彼の姿勢が出ている。
カジノのルーレットやスロットは、基本的に確率が固定されていて、プレイヤーの読みが介在する余地がほとんどない。だから「勝ちの根拠」がつくれない。一方、競艇は選手の実力・級別・モーターの調子・水面の癖・展示の動き——読むべき材料が山ほどある。努力と分析が結果に反映される余地があるからこそ、吉田は「舟券のプロになる」という目標を立てられるのだ。運任せのゲームでは、そもそも「プロになる」という発想自体が成立しない。
もちろん、競艇も公営ギャンブルである以上、控除率(テラ銭)は存在し、長期的には胴元が有利だ。そこを分析力で乗り越えて年間プラスを目指す、というのが吉田の挑戦であり、簡単な道ではない。だが「勝ちの根拠を積み上げていく」というプロセスそのものが面白い、という彼の姿勢は、競艇との健全な付き合い方の一つの理想形と言っていい。
なお、もし年間を通じて大きくプラスになった場合は、税金の存在も忘れてはいけない。競艇の払戻金は「一時所得」にあたり、条件次第で確定申告が必要になる。この夏には競艇の払戻金3億円超を申告せず脱税したとして税務署職員が懲戒免職になる事件も報じられたばかりだ。詳しくは競艇の払戻金と税金の記事を参照してほしい。「プロを目指す」なら、当てた後の手続きまでがセットである。
まとめ:レートを下げることは、競艇を長く楽しむ技術
ブラマヨ吉田の「レートを10分の1に下げる」という選択は、負け続けた末にたどり着いた、きわめて実践的な競艇論だった。要点を振り返っておこう。
- 競艇の面白さの中心は賭け金の大きさではなく「予想が当たること」
- レートを下げると、冷静さと練習量(試行回数)が手に入る
- 「継続性がないと達成感がない」=再現性こそが上達の証
- まず小さく検証し、勝ちパターンができてからレートを上げる
- 競艇は120通り・打席数の多さ・展示航走で、少額でも上達しやすい
「大きく賭けないと物足りない」と思っていた人ほど、一度レートを下げてみてほしい。吉田が言うように「結構面白い」はずだ。当てる喜びは金額に比例しない。むしろ小さく賭けるほど、予想そのものと向き合える。そうやって読みの精度を積み上げていく先に、吉田の言う「舟券のプロ」——年間を通してプラスで終われる自分がいる。
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